どうも、くわっちです。ご訪問いただきありがとうございます!
【木工DIY作品】シリーズ 始まります。
これまでに約10年間でいろいろと作ってきた作品たちを紹介していきます。
作り方を詳しく説明するものではなく、どんな使い方をするためにどんな工夫をしていて、そしてどんな材料でどんな色合いにしているのか。こんなことを紹介していくつもりです。これからDIYをやろうと思っている皆さんの参考になると嬉しいです。
DIYは皆さんそれぞれ条件も違えば、各家庭の状況、置く場所の寸法によって様々ですので、細かい作り方を紹介してもなかなかそのまま作るわけにはいきませんよね。また、作るための技術的な事は私よりももっともっと詳しくて、DIYの作業手順やいろいろな道具の使い方を解説してくれているプロフェッショナルがいます。
なので、これは少し作り方難しいかもと思うところが合ったら、そこはプロフェッショナルの方々のわかりやすい解説のサイトを紹介させていただきながら、このシリーズを進めていきたいと思います。
そして、いろいろと参考にしていただきながら、自分の条件に合った作品を、自分でしっかりと考えて、DIYを楽しんでいただければと思います。
いろいろと考えた工夫や構成を紹介してきますので、是非参考にしてみてください!
1.コロナ禍での在宅ワーク環境をどうするか
2019年。Covit19(コロナ)が蔓延し、政府から企業に対して「在宅ワーク」を進めるよう要請があってからすぐさま、私の会社でも「月の7割以上の在宅ワーク」を求められました。
皆さんも同じだと思いますが、これまで在宅ワークなどほとんど考えてもおらず、自宅にワークスペースがある人はごくごく少数だったと思います。
例にもれず、我が家にもワークスペースはなく、しばらくはリビングのダイニングテーブルで仕事をしてみましたが、当然ですがいろいろと不都合が出てきました。
- 食事のたびにテーブルを片付けなければならない
- リビングやダイニングで仕事していると家族が気分的に休まらない
- WEB会議が始まると家族は声や音も出せず、掃除や好きなこともできない
- そもそもダイニングテーブルは長居するようにできていないので疲れる
- 大きなモニターが置けないので、ノートPCの小さい画面が見にくい
各家庭ごとに、もっといろいろな問題点が出てきたはずですが、皆さん頑張ってワークスペースを確保したことと思います。
我が家では、ワークスペースとして使える部屋が寝室しかなく、空いている壁面がなかったため、初めの写真のように、ベッドの足元にワークテーブルを設置しました。
このテーブル、収納付きの天板を作成したら、両サイドにカラーボックスを並べてその上に天板を載せただけのとても ”かんたん” な作りです。
個人的には壁に向かうよりも視野が広く、時には窓の外を眺めながらゆったりとした気分で仕事ができるので気に入っています。
まだまだ在宅ワークは続きます。
これからのために自宅のワークスペースを見直してみませんか!
2.とにかく広い天板がほしい
本業の仕事柄、結構資料を広げることが多いことと、ノートPCやタブレットも使用するため、とにかく広くて長い天板が欲しいと考えました。
1.重厚感がほしい
男の書斎というと、ドカッと存在感のある机が理想でした。せっかく作るのだから、薄い1枚板ではなく少しごつめの材料でということで、そこはコスト的にも安くつく「2×4(ツーバイフォー)材」を利用しました。強度的には全く問題なく、厚みのある材料なので重厚感を感じられます。
まずは、2×4材を4本並べて、幅355mm、長さはベッドの幅に合わせて1500mmとしました。
また、ステイン塗料(ワトコオイル)で木目を活かす仕上げとし、塗装色も自分好みの一番濃い「エボニー」で仕上げました。
2.椅子に合わせて高さ調整
テーブルとともに椅子の準備も必要ですが、そこは長時間座るワークチェアですので、しっかりと時間をかけて選びました。
椅子自体で多少の上下もできますが、場合によっては上下できない椅子もあったりします。天板の裏に高さ調整の部材をつけることで、購入したチェアに合わせて高さ調整ができるとよいと考えました。
我が家の場合は天板の裏にさらに2×4材を高さ調整材として取り付けることで、床から67センチの高さとしています。
もしかしたら椅子が気に入らず交換するかもしれませんし、その際にも高さ調整材を付け替えることで、椅子の高さに合わせて簡単に高さ調整ができるのでよいですね。
ワークテーブルは見えるのはほとんどが天板のみ、今回はすっきり重厚感が決めてです!
3.モニターは天板に置きたくない
会社から在宅ワーク用にモニター購入しても良いとの連絡があり、急遽モニター置き場を設計に組み込みました。
モニターは壁掛けや専用のアームなどがつけられるとよいですが、そうでなければ足をつけて置くしかありません。結構な大きさになりますので、せっかく広く作った天板のかなりのスペースを占有してしまいます。
これでは仕事に支障をきたしますので、つまみをつけたスライド式の収納板にモニターの足を載せて、天板はすべてのスペースをフルに使えるようにしました。もちろんモニターを購入するときに「足の形状」も購入の決め手になっています。
モニターはHPの27インチ、画面の大きさとしては十分です。
画面周囲の枠が細くて足もスマートで裏面もシンプル。我が家のワークテーブルはベッド側から裏側が丸見えになるため、裏面のデザインにも拘りました。
HPは日本製ですっきりしたデザインに性能もしっかりしていますが、
コストもそこそこ安くておススメです!
4.キーボード・ノートPC・タブレットなどの収納がほしい
収納は基本、パインの集成材の厚みの薄いものをチョイス。構造はシンプルだけど使い勝手の良いものを目指しました。天板からぶら下げる形状としています。
パイン材の厚みは15mm、幅は天板の幅よりも少し小さくして、300mmのものを選びました。
1.収納の寸法調整
作成の前には、このような設計図を書いて、寸法調整をしました。前面からノートPCやタブレット・キーボードなどを出し入れし、中央部は後ろからモニター収納板がスライドして入ってきます。
モニター収納との干渉を考えてキーボードの収納を中央にしました。
これらの収納はあまり目立たせたくないので、出来るだけ薄く仕上げたいと思い、マウスなども収納できる最小限の収納高さとしました。かなり高さを抑えて目立たなくできました。
PCの熱のこもりが少し心配でしたが、前後が大きく開いているので、全く問題なさそうです。
2.PC等収納時の傷対策
収納部分はパイン材でつるっとしていて平らではあるけれど、PCなどを収納するとなると表面が傷つきそうで心配になりました。
特に、収納の側面に機器があたり傷がつきそうだったので、収納板の底面だけでなく側面まで接着シート付のフェルトを張り込んでみました。
ちょっとしたことですが、このひと手間が安心につながります!
5.書籍や資料の収納棚が近くにほしい
書棚をDIYをしようと思うとコスト的にも高くかかりそうでしたし、出来るだけ急いで仕上げたかったこともあり、天板の足と書棚を兼ねて、既製品のカラーボックスを探しました。
1.既製品のカラーボックスを有効利用
初めは真っ黒な棚を探していましたが、濃いこげ茶の木目と白のツートンカラーで高さ・幅ともにちょうどよいものが見つかりましたので、白い部分に黒いシートを貼っちゃえということで、早速Amazonでポチりました。
黒のシート張りは組み立てる前の部材の状態で張り込んでから組立てました。既製のカラーボックスは棚板の高さも変えられるので良かったです。
選んだカラーボックスは、アイリスオーヤマの「スペースユニット」幅20センチ、高さ60センチ。
2.カラーボックスのメリットとデメリット
カラーボックスは得てしてその表面材の化粧板がとても「安っぽく」見えてしまいがちで、実はあまり好きな家具ではありません。
また表面材が非常に薄く、中が中空になっているため、フックなどを自由に設置することはできませんし、軽いので簡単に動いてしまうのが難点です。
今回はこげ茶の木目と黒のツートンカラーとすることと、ちょうど照明がテーブルの真上からになっているため、天板の影になり、あまり目立たないというのをいいことにカラーボックスで良しとしました。
6.その他のポイント
1.デスク周りの小物の整理
デスク周りはモニターをはじめ、PCやタブレットにも電源や接続ケーブルなどさまざまな小物がありますね。机の上にそれらが散乱するのも邪魔ですし、外した際にどこかに行ってしまうのも面倒です。
これらを何とかしてすっきりとさせたいと考えていたところ、100円ショップで「ケーブルクリップ」というものを見つけました。似たような商品がAmazonや楽天でもいろいろとあるようなので、参考に探してみるとよいと思います。
とても便利です。お気に入りが見つかるといいですね!
2.バッグや小物を掛けておきたい
通勤で使うリュックやバックを書ける場所があるといいな。と思い、両サイドにフックを取り付けました。買い置きをしていた釘状のフックを取り付けるだけで、カバン掛けがサクッと完成です。
少しオシャレなかんたんフックを100円ショップなどで見つけた時に買っておくことをおススメします。普通の釘でも用は足しますが、やはり少しは見た目も気にしたいところです。
DIYのいいところは、いつでも必要になったときに好きな場所にかんたんにフックを設置できるため、とても便利に利用できるようになることです。
7.まとめ・・・使い勝手は抜群
【木工DIY作品集】シリーズの第1弾として、今回は在宅ワークテーブルを紹介しました。
個人的にはとても気に入っていて、使い勝手も抜群です。
在宅ワーク用にとりあえず机を準備したけど、そろそろ少し見直して、もっと使い勝手の良いものにしたいと思っているのであれば、このワークテーブルをちょっと参考にしてみてはいかがでしょうか。
実はモニターの前にキーボードを置いて作業している時に、手前にノートをおこうと思うと、ノートが少し天板からはみ出してしまいます。そのため、実は2×4材をもう1本追加して、テーブルの奥行きを45センチにしようと考えています。
こうすると、またさらに使い勝手がよくなると思いますので、さっさと作ってしまう予定です。
DIYではこのように少しずつ、自分の好みに合わせていける、改良していけるのがとても良いところだと思います。
木工DIY作品集、まだまだ続きますのでお楽しみに
!よろしくお願いします!
今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました!
コメント