どうも、くわっちです。ご訪問いただきありがとうございます。
【木工DIY作品】シリーズ「雑貨編」です。
これまでの約10年間でいろいろと作ってきた作品たちを紹介していきます。
作り方を詳しく説明するものではなく、どんな使い方をするためにどんな工夫をしていて、そしてどんな材料でどんな色合いにしているのか。こんなことを紹介していきます。これからDIYを始めようとしている皆さんをはじめ、DIYをしっかりやっている皆さんにとっても少しでも参考になると嬉しいです。
そしていろいろと参考にしていただきながら、自分の条件に合った作品を自分でしっかりと考えて、DIYを楽しんでいただければと思います。
いろいろと考えた工夫や構成を紹介していきますので、是非参考にしてみてください!
今回は、年に数度ハンドメイドの企画店舗をやっていた奥様からの依頼で作ったショップフロント用の「スタンドサイン」の紹介スタートです。
1.ショップフロントを飾る、シンプルでかわいいサイン
奥様からの要望はこんな感じだったと思います。10年以上前なので記憶はあいまいですが・・・
- 白をベースにかわいらしく
- 持ち運びやすいように折り畳みで
- ショップ名は別のプレートで
- 好きなものを掛けられるようにフックをつけて
2.白をベースにシャビ―感を出してかわいらしく
ご要望のかわいらしいシャビ―感、これ、そこそこ大変だけど、出来るとやっぱりいい感じ!
手間をかけるとかけただけ、大事にしたくなりますね。
そこそこかんたんにできる「シャビ―な塗装」方法を紹介します。
1.ベースに浸透性塗料で下塗り
まず最初にベースの塗装として浸透性塗料(ワトコオイル)を塗ります。写真は残っていませんが、こいつも最初に塗っています。
最初はベース塗装は全面に塗りましたが、慣れてくると「この辺だけ塗っとけば大丈夫かな」というのがわかってきます。
2.水性のアクリル塗料で上塗り
ベースが乾いたら、アクリル系の水性塗料で上塗りをしていきます。外部で使いたいときは外部用の塗料を選んで下さいね。
シャビ―感を出す際の上塗りは「あえて雑に」塗って良いのがうれしいポイントです。
ちゃちゃーと2度塗りで、そこそこムラがあっても大丈夫です。というかそれが「味」になります。
3.やすりでこすったり削ったり、釘で傷つけたり
上塗りが乾いたら、ここから次のお楽しみです。
紙やすりや金属の木工やすりでこすっていきます。長年使ったような雰囲気をだしたいので、使っていくうちに塗装が剥げてくると思われる、部材の端部を中心に金属やすりでゴシゴシと落としていきます。
また表面もある程度擦れてくると思うので、紙やすりでこすってみたり、大胆に釘などでガツっと傷をつけてみたりしても面白いですよ。
この作品は「シャビ―感」を出した最初の作品なので、まだまだ思い切りが足りないですね。もっともっと荒くしても良いところです。
この写真の左側にある植木鉢ラックはDIY始める前の購入品ですが、この足元などはかなりラフな感じでよいですね。初めはなかなか思い切りよくできないですが、慣れてくればちょいちょいって感じで楽しめます。
ここまでは部品を組み立てる前に終わらせちゃいます。部材の加工が終わってから組立てです。
シャビ―な塗装については別途特集記事を予定しています!
3.折り畳みできて運びやすく
1.シンプルな構成
いつも気にしていることは、「シンプルな作り」と「使いやすさ」です。
作りはいたって「かんたん」です。
SPFの1×4(ワンバイフォー)材を5枚並べて裏から2本の部材で固定する。これを前後2面作ります。この2つのトップに丁番をつけて可動できるようにする、これだけです。
2.トップに丁番をつける
5本の板をひとつにまとめるために裏にあてた部材に丁番をつけていきます。
丁番は上からなるべく見えないように設置しました。
また丁番の開き具合を考えておいてから、この部材の位置をあらかじめ決めておくと良いですね。
この部材が、上の写真でもっと下にあると、丁番を広げた際に上部の左右の部材がぶつかって、広げられる範囲が狭くなってしまいますのでご注意下さい。
3.開きすぎ防止の金物
足元の内側には開きすぎを止めるために長い金物を設置しました。
チェーンなどでもよかったのですが、収納で折り畳んだ際に「ジャラジャラ」と邪魔になりそうなので、このような金物にしてみました。
収納時にこのように片側に金物をかけておければ、ジャラジャラと邪魔にならなくて良いですね。
地味だけど、こういうちょっとした工夫が使い勝手を格段に良くしてくれますよね!
4.ショップ名は別プレートで
ショップ名は別にプレートとして作って、掛けられるようにとの注文でした。
確かにショップ名は変わるかもしれませんし、取り外し式にしておけばショップフロントのスタンドサイン以外の利用方法にも対応出来そうですね。
あえていびつな自然木で作ることで味のあるプレートができました。
浸透性の塗料なので、もともとの木目が生かされていますし、スタンド本体と色のコントラストでサインとしても目立たせることができました。
ショップ名もペンキで手書きで仕上げました。(ショップ名消しているのでよくわかりませんね)
5.好きなものを掛けられるフックをつけて
片面だけですが、フックを取り付けています。
このフック、アンティークな感じで結構お気に入りで、いろいろな作品で使っています。
いつかどこぞのフリーマーケットか何かで手に入れたのですが、なかなか同じようなものに出会いません。どこかで見つけたら買いだめしようと思っています。
こんな風に飾ることができました。フックは好きなことろに好きなだけ、後からでも取り付けられるので、うまく使っていけると良いですね。
6.まとめ
【木工DIY作品】雑貨編として、今回はスタンドサインを紹介しました。
かなり初期の作品ですが、今でも現役で働けるよい状態にありました。奥様がまたショップ再開することがあれば活躍してくれるのではと思います。
この作品は、この後のいろいろな作品への参考となり、ここからくわっちのDIY生活が始まったと言っても良いと思います。
何を始めるにしても同じですが、まず初めはいたって「かんたん」なものからスタートが良いと思います。慣れてくれば自然に少しずつ難しいものにも挑戦できるようになってきますよ。
今回紹介した内容が少しでも皆さんの参考になってくれると嬉しいです。
木工DIY作品集、まだまだ続きますのでお楽しみに!
よろしくお願いします!
今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました!
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