くわっちです。ご訪問いただきありがとうございます!
少しでも楽(らく)をして、少しでもコストをかけず、そしてキレイに作りたい。
ほんのちょっとした工夫やちょこっと注意するだけで出来上がりに大きく差が出てきます。
これまでのDIYの経験と本業である建築設計の知識から、より簡単に、より見栄えよく仕上げるための「豆知識」をご紹介していきます。
少しでも参考になったと思ったら、ぜひ試してみてください!
今回のネタは以下。
DIYで何かを作る前に、まずどのようなテイストにするのかを考えましょう。
インテリアデザインというと、センスが必要で自分には無理!って苦手意識のある人も多いかもしれませんね。
でも、皆さんそれぞれ好きな色やインテリアのテイストがあると思います。自分が作っていく木工作品ももちろん好みのテイストに合わせて作りたいですよね。
木工DIYをする上で必要な、インテリアについてのポイントについて紹介します。
- もっとも大切なのは「テイスト」の統一
- いくら高い素材などにお金をかけていても「オシャレ」になるとは限らない
- 自分の好みであることが重要
- 部分部分で「これいいな」と思える拘りポイントがあるとよい
始めに自分がどのようなテイストのものを作りたいのかをしっかりと意識することで、自分好みの統一感のあるインテリアにすることができますよって話です。
意外と自分の好きな「テイスト」についてしっかりと考えたことがない、という方も多いのではないでしょうか。
DIY初心者やインテリアデザインに自信のない方は、自分のおうちや自分の部屋を居心地よくするためにも、特に次の点に意識してみてください。
- 目指すべきインテリアのテイストを明確にする
- 自分の好みのテイストを認識する
- 参考のインテリア写真等で気に入ったものを真似る
自分もしくは家族の好みをしっかりと認識して、オシャレな空間を実現しましょう!
1.目指すべきインテリアの「テイスト」を明確にする
1.インテリアはテイストの統一感が大切
「インテリア」とは一般的には、その部屋全体の雰囲気というとわかりやすいでしょうか。
ご存じのようにインテリアには、スタイルや素材、時代や地域、文化などの観点から分類されたさまざまな「テイスト」が存在します。いろいろと聞いたことはあるのではないでしょうか。
- スタイル:シンプル・カジュアル・シック・モノトーンなど
- 素材:ナチュラル・インダストリアル・シャビ―など
- 時代:クラシック・レトロ・ヴィンテージ・モダン・ミッドセンチュリーなど
- 地域:和風・アジアン・フレンチ・北欧風・西海岸風など
- 文化:ブルックリン・カフェ風・ホテルライク・ミニマリストなど
部屋のコーディネートを考える際には、、この「テイスト」を統一することがとても大切なポイントです。
床・壁・天井の仕上げや家具類・小物類などを含め「テイスト」を統一することでインテリアがバランスよくまとまり、オシャレなインテリアにすることができます。
また、これらの「テイスト」がはっきりとしていることで、家具以外の小物類を揃える際にも、それにあった物を選択することができて、結果統一感のあるインテリアになります。
2.色数(材料の種類)を減らすことで、失敗を避ける
色や材料は非常に多岐にわたり、その組み合わせとなると無限にありますし、SNSなどでオシャレな部屋として紹介されるようなものは多数の色を上手に使いこなしていて、憧れはしてもとてもとても自分では難しいと思ってしまうかもしれません。
確かにいろいろな色をセンス良く組み合わせていくのはとても難しいです。インテリアデザインのプロでも上級レベルの技術となります。
よっぽど色使いに自信のある場合を除き、初めからいろいろな色を取り入れようというのは避けたほうが無難です。
まずは色数を少なくすることを意識しましょう。
ひとつの家具で使う色は1色もしくは、せいぜい2色までと考えておくと良いと思います。
「テイスト」の統一がオシャレインテリアの第一歩です!
2.自分好みの「テイスト」を再認識する
先に挙げたように、インテリアのテイストにはたくさんの種類があります。
まずは自分好みのインテリアテイストを改めて認識してみましょう。
「Pinterest」や「RoomClip」というサイトで、インテリアの「テイスト名」で検索すると、たくさんのインテリア写真の投稿が見られますので、参考にしてみるとよいと思います。
気に入った写真があれば、しっかりとストックしておいて、自分好みの参考写真をフィリングしておくとよいですね。
それぞれのテイストについてのかんたんな解説は、また追って別途記事で特集予定です!
3.自分好みの「テイスト」がわからない場合、これを選べば大丈夫!
自分好みのテイストがイマイチよくわからない、どれもこれもオシャレに見えていろいろやってみたいなどど思ってしまう方もおられるでしょう。
自分の好みがどのようなテイストなのか、決まっている方はこの項目は飛ばしてもらってよいと思います。好みのテイストが決まっていないかたは、次のようなテイストを参考にしてみてください。
木工DIYをやろうと考えるひと達には、おおむね似たような志向があるように思います。
以下に好みのテイストがあるでしょうか?
- ざっくりとした手作り感が似合う「ブルックリン・インダストリアル」
- カジュアルさとナチュラルさが同居する「カフェ風」
- 古くなっているけど大切に使っている上品な「シャビ―感」
1.ブルックリン・インダストリアル(力強さ・無骨さ・アーティスティック)
工場や倉庫をリノベーションしたような、アティスティックな雰囲気のインテリアです。
コンクリートやレンガの壁などの無機質で無骨な空間をベースとして、家具はアイアン素材に木材を組み合わせたような少しごつめのタイプがよくマッチします。
色遣いは「ブラックやブラウン、グレーなどのダークカラー」を取り入れて少しヴィンテージ感をプラスするとより深みのあるデザインになります。どちらかというと「男性向け」のテイストですね。
2.カフェ(カジュアル・ナチュラル)
はやりのオシャレなカフェをイメージさせる、少しカジュアルな雰囲気のインテリアです。
落ち着いた白やベージュに茶系をベースとした配色がメインですが、部分的に塗り壁やタイルにしてみたり、植物のグリーンをアクセントとして見せると効果的です。
家具はベースの配色に合わせて、白やベージュ、茶系でまとめるのがおススメです。
家具だけでなく、雑貨や小物・照明器具などの選び方で大きく雰囲気が変わってきます。
スタンドライトやランプシェードなどを凝ってみると、ぐっとオシャレ度があがります。
見せる収納や各種メニュー表をイメージさせるような黒板や文字の大きな各種ディスプレイでさらに雰囲気を出すことができますね。
明るくて、さまざまな小物使いによる拘りの空間デザインは、どちらかというと「女性向け」なテイストですね。
3.シャビ―・ヴィンテージ(使い古した感・上品な雰囲気)
木材やアイアン素材などが、使い古した感じだけどしっかりと手入れされている上に、上品さも兼ね備えているような感じで、「ボロボロだけど品が良い」といった相反する要素をうまくまとめているところがとても良い雰囲気となります。
これ、はその他の様々なテイストと同居が可能で、上記の「ブルックリン・インダストリアル(男性的)」や「カフェ(女性的)」なテイストとも非常に相性が良い、木工DIYに適したインテリア表現です。
木材へのシャビ―表現や金属へのヴィンテージ表現、あえて見せるラフさなど、ただただきれいに作るのではなく、あえての温かみのある手作り感が木工DIYにはベストマッチですね!
木材シャビ―表現や金属ヴィンテージ表現については、
別途記事「木工DIY材料(塗料編)」で特集予定です!
4.まとめ
数あるインテリアテイストの中から、厳選して木工DIYをする方々に好まれそうなテイストを3つ紹介させていただきました。
少しでも楽(らく)をして、少しでもコストを減らし、そして少しでもキレイに仕上げたい。
そのための【木工DIY豆知識】シリーズ、今回はまとまりのあるお洒落インテリアについてでした。
- 目指すべきインテリアの「テイスト」を明確にする
- 自分好みの「テイスト」を再認識する
- 自分好みの「テイスト」がわからない場合、これを選べば大丈夫!
今回の内容も、特に難しい技術が必要なものではありませんが、DIYの初めのデザインの段階で、少しずつ気にしておくことで、出来上がりが大きく変わってくると思います。
是非参考にしていただき、いつもより少しだけ、デザインに時間をかけてみてください!
木工DIY豆知識、まだまだ続きますのでお楽しみに!
よろしくお願いします!
今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました!
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