どうも、くわっちです。ご訪問いただきありがとうございます!
【木工DIY作品】シリーズ「キャンプ編」 です。
DIYをする人は、キャンプに興味がある方も多いのではないでしょうか。
私も同様に、少しずつですがキャンプも楽しんでいます。コロナ禍でキャンプ人口が増えたこともあり、気候のよい春から秋にかけては、どのキャンプ場もすぐに予約で満席状態ですね。
息子も高校生になり、なかなかキャンプ付き合ってくれなくなったので、最近は冬のソロキャンプがメインになってきています。。。
冬の寒いなかでキャンプ?と思われるかもしれませんが、実は防寒さえ気を付ければ、空気もきれいで人も少なくておススメですよ。
では、今回の作品紹介スタートです。
1.ハンモックのある生活へのあこがれ
ハンモックは見た目もなんだか魅力的ですし、興味がある方も多いのではと思います。
ゆらゆら動くので、子供たちにも大人気ですね。人数がいれば取り合いになるでしょう。我が家の息子も大好きでした。
大人でも自然の中でのんびりとハンモックに揺られて、ゆっくりと読書したりする時間は最高ですね!
最近では、自宅の庭だけではなく、リビングに設置した楽しんでいる人もたくさんいます。
でも、賃貸住宅ではそんなかんたんに設置できないので、せめてキャンプやBBQの際に楽しんでみてはいかがでしょうか。非日常だからこその醍醐味でもありますしね。
キャンプじゃなくても、BBQ好きなファミリーにもおススメです!
2.ハンモックってどうやって設置するの?
そもそもハンモックを設置するのって、「場所をとるし大変では」と考えてしまいますよね。
慣れれば大したことないのですが、なかなか最初の一歩が踏み出せないということも多いかも。
ハンモックの設営の仕方は大きく分けて次の3通りでしょうか。
1.2本の樹木の間にかけ渡す
ハンモックを設置するには、通常2本の樹木が必要です。でもそんなに都合よく、ちょうどよい間隔で樹木が植わっていることなんてなかなかありませんね。
また、キャンプ場やBBQ場によっては、樹木を守るために木にハンモックをつるすことが禁止されている場合もあります。
でも、まだあきらめる必要はありません!
じゃあ、どうやればハンモック使えるの?ってなりますね!
2.既製品のハンモックスタンドを利用
ネットで調べれば、このようなハンモックスタンドが見つけられると思います。
スタンドだけでも売っていますが、ハンモックまでセットになったものもたくさん出ています。金額的には5000円から数万円まで。
個人的な見解ですが、以下のような理由で購入はしませんでした。
- せっかく自然の中で使うのに「金属」ってのが気になる
- 重そうだし、折り畳んでもかさばるので、持ち運びが大変そう
- 支柱の間隔が狭いので、使えるハンモックの大きさに制限がある
なんだかこじんまりしていて、せっかくのハンモックの良さが半減しちゃっていませんか。
でも自宅の中で使いたいって人にはちょうど良いかもしれませんね。「洗濯物干しにも早変わり」なんて商品もあるようなので、使い方次第では重宝するかもしれません。
3.自宅の頑丈な梁や柱に固定する
「こういうのいいなあ」って思いますよね。
自宅では、家を建てる段階から、こういった要望を設計者に伝えておけば、きちんと設置ができるようにしてくれます。
でも賃貸居住の方はなかなそうもいきませんね。我が家も賃貸なので難しいのですが、上の写真のようにリビングに設置してある自作の「うんてい」に設置してみたりしました。が、やはりリビングが狭くなるのでやめました。。。
家にハンモックがある生活は確かに「あこがれ」ですが、無理に設置してそれこそ家を傷めたり、逆に狭苦しくなっては意味がありません。
ハンモックはキャンプやBBQの時だけとなると、それはそれで楽しみも倍増と考えればよいですね。
いつもそこにあると当たり前になって、飽きちゃいますからね!
【参考】ハンモックの選び方
ハンモックがあるだけで、少し周りから注目されたりして、子供たちは誇らしかったりするみたいですね。できればこじんまりとしたものではなく、大きくてゆったりしたものが良いと思います。
ハンモックの生地は、丈夫で軽い「パラシュート生地」がおススメです。
また、虫の多い夏場の利用を考えると、「蚊帳付き」なんて選択肢が魅力的ですね。
我が家のハンモックはファミリー用と本格キャンプ用の2種類です。
こちらはファミリー用のパラシュート生地のものです。蚊帳はついていません。ファミリー用は、結構お手頃価格のものがたくさん販売されていますので、参考にして探してみてください。
こちらはしっかりと自家製スタンドを使っております
こちらは本格キャンプ用の蚊帳付き、ダウンシーツ付きのハンモックです。真冬でも屋外で問題なく寝られる優れものです。
3.自家製ハンモックスタンド設営方法
1.樹木が1本あれば設営可能
設営には以下のものがあれば大丈夫です。
- 自然の樹木1本
- 自家製ハンモックスタンド×1
- ロープ(キャンプ用パラコード:耐荷重250KG程度等しっかりしたもの)2.0m程度×2
- ペグ(少し大きめのしっかりしたもの)×2
- ハンモック(ハンギングベルト及びカラビナはたいてい附属)
- 手順1ハンモックの片方を樹木に固定
- ・ハンギングベルトを樹木に回して、ハンモックをカラビナで固定
- ・ベルトの高さは頭の位置(1.5m)くらいでOK
- ・ベルトを回す際、樹木を守るためタオルなどを挟むとよいです
- 手順2スタンドの位置を決めてロープを固定
- ・おおむねハンモックの長さに合わせて支柱の足の位置を決める
- ・支柱の位置をセンターにそれぞれ45度くらいの角度でロープを置く
- ・ロープ上の支柱から1.5m程度の位置にペグを打ち込む
- 手順3スタンドを立てて、ハンモックを固定
- ・スタンドを立ててロープをペグに固定
- ・ロープの張りを調整して、支柱が少し外に傾く程度にする
- ・支柱にハンモックをカラビナで固定
- 手順4ハンモックの位置調整
- ・ハンモックにどっしり腰掛けてちょうどよいくらいの高さにする
- ・最後に寝転んでみて、ハンモックが地面にすらないか確認
- ・高さ調整はスタンドの開き幅で調整可能
- 手順5設営完了
2.樹木がなければ代わりを探そう
樹木が全くない場合、何か固定できそうなものがないか探してみましょう。使えそうなものがあるかもしれません。例えばポール照明の支柱とか。
近くに車があれば、窓を開けて前席のヘッドレストなどに固定することで設置することもできますよ。
この写真はまだ自家製スタンドがない時でしたので、樹木の反対側を車のヘッドレストを利用してハンモックを設置してみました。たったこれだけのことですが、息子も喜んでいました。
ただし、かかる荷重などを考慮して大丈夫かどうか判断してから、あくまで個人責任でお願いします。
3.スタンドを2つ用意する方法
初めからわかっている場合は、このスタンドを2つ用意しておきましょう。
樹木の代わりに両サイドともこのスタンドにすることで、何もない平場でもハンモック設営できます。
ヤル気のある方はチャレンジしてみてください。
4.自家製ハンモックスタンドの作り方
1.作り方はとってもかんたん!
とても簡単なので、是非作ってみてください。材料はこちら
- SPF 1×4(ワンバイフォー)材:長さ1500mm×2本と長さ100mm×1本
- アイプレートスクエア(4つ穴)
- ハンモック用フック(プレートタイプでもねじ込み式でも:フック100mm程度)
- ステンレス六角ボルト(M10×70mm)×1
- 樹脂製クランプナット(めねじ:M10)×1
- ステンレス大ワッシャー(M10用:外径30mm)×3
- 木ネジ(ネジ山M3.8k×32mm)×4・・・塗装するなブロンズ色がおススメ
- 手順11×4材(L1500mm×2本とL100mm×1本)を準備
- ・1500mmの部材は端部から150mmの位置の中心に径12mmの穴をあける
- ・100mmの部材も中央に径12mmの穴をあける
- 手順2部材を塗装する(そのままで良い人はこの手順は省いて大丈夫です)
- ・ステイン塗料(くわっちはもちろん、ワトコオイルのエボニー)
- ・塗装をしたら、乾くまで待ってから次の手順に移ってください
- 手順31×4材:L1500の1本にL100の部材を固定
- ・それそれに開けた穴を合わせて、L100の部材側からビスで固定する
- ・4本のビスで固定(穴の斜め下は金物をつけるので避ける)
- 手順4L1500の部材に金物を設置
- ・手順3で合体した部材はL100部材の穴の斜め下にフックを取付
- ・残りのL1500の部材は穴から60mm程度下にアイプレートを設置
- 手順5組立かんたん!
- ・手順3で合体した部材(L90のある面が外)側からボルトを通す
- ・ボルト→ワッシャ→木材→ワッシャ→木材→ワッシャ→クランプナット
- ・ナットを回して締めれば完成!
- 手順完成!
SPF材を指定の長さに切って、穴をあけて、金物取付て、合体するだけ。
とても簡単ですし、材料代もそんなに高くないので、一度に2つ作っておくことをおススメします。
設置場所に樹木がない時にもハンモックを設置できますし、一本の樹木を使って2つのハンモックを並べて設置することもできますよね。
お子様が2人いる場合はハンモック2つあれば取り合いにならずにすみますね!
5.まとめ
【木工DIY作品集】キャンプ編として、今回は自家製ハンモックスタンドを紹介しました。
ハンモックの設営方法からスタートし、自家製ハンモックスタンドの作り方まで紹介しましたので、ぜひ参考にして、ハンモック導入していただけると嬉しいです。
自家製スタンドは「かんたん」に作れて、持ち運びもしやすく、細長いので収納場所を取りません。
子供たちにも大人気のハンモック、是非キャンプやBBQに取り入れてみてください。
【参考1】1本支柱もあり?
今回紹介したスタンドは2本支柱のものでしたが、おそらく1本支柱でもできるのではと考えました。
通常テントなどは1本のポールにロープを左右に角度をつけて張ることで、しっかりと固定できるので、同じ要領でやればできそうな気もします。ただ少しロープワークは工夫する必要がありそうですね。
ただし、その際は「1×4材」では心配ですね。50mm角程度の角材が良いのではと思います。
写真は今回紹介の自家製案モックスタンドをまっすぐにして立ててみました。1×4材が2枚なので、2×4材が1本と同程度の強度です。このくらいなら問題なさそうでした。
ロープワークですが、なるべく間隔を広くすれば大丈夫そうです。
この場合は穴あけ作業もなく、木材の両サイドにフックとアイプレートを付けるだけですね。こちらのほうが「さらにかんたん」なので、気になる方はこちらも試してみてください。
開くタイプのオリジナルと違い、微妙な高さ調整ができなくなりますのでご注意を!
【参考2】DODのハンモックスタンド
記事を書きながら少しネットサーフィンしてみると、似たような商品が販売されていました。この自家製ハンモックスタンドを作った7年前にはなかったと思います。おそらくですが・・・
DOD(ディーオーディ)というアウトドアグッズのメーカーさんがこんな商品を展開してます。
よく見ると樹木にバンドを回しているところ、きちんと保護していますね。GOOD!
DIYちょっと面倒だなとか、すぐに使いたいから買っちゃえって方はコチラを検討しても良いかもしれませんね。
DIYのサイトで売り物を紹介してよいものか・・・
木工DIY作品集、まだまだ続きますのでお楽しみに!
よろしくお願いします!
今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました!
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